はじめまして株式会社YNSです。
YNSはフィリピンに開発拠点があるソフトウェア開発会社です。

2009年に日本で創業し、2014年にフィリピン法人設立しました。
現地ではフィリピン人スタッフを40名ほど雇用しております。

なぜソフトウェア開発会社がフェアトレード?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私たちがフェアトレード品の購入を始めたのは2018年。
当社の代表である山崎が、フィリピンでNGO活動を行っているICANのスタディーツアーに参加したのが始まりです。

訪れたのは、フィリピンのパヤタス地域。
ここはフィリピンの首都近郊のゴミ処分場になっている場所です。
ここでの生活は、ゴミ山の中から使えそうなゴミを見つけ、売り、生計を立てる…日本では考えられない光景がそこにはありました。

フィリピンの貧困率は20.8%、失業率は27%と高く1270万人、路上に住む子どもたちは25万人いると言われています。(出展:日本貿易振興機構 2019年)
仕事に就けず、路上で小銭稼ぎや物乞いなどを試みながらも、貧しい人々が最後に行き着く場所の一つがゴミ処分場地域です。
そこで必死に働いても収入は1日わずか200円ほど。

そんなパヤタス地域で、大きな事故が起こったことをきっかけに、このままゴミ収集で生計を立てる生活ではダメだと立ち上がったお母さんたちがいました。
私たちがフェアトレード商品を購入している「SPNP」という団体です。

ゴミ収集に代わる生計手段として、2000年頃からテディベアを作る職業訓練を始め、次第に作れる商品を増やしていったSPNP。
最初こそ支援が必要だった彼女たちですが、いまでは自分たちで材料を仕入れ、値段を決めて販売できる組織として成長しました。フェアトレード製品を作ることでシングルマザーながら子どもを大学まで卒業させたお母さんもいらっしゃいます。
私たちも定期的に商品を購入し、当社と引き合いのあるお客様へのささやかなプレゼントとしてお渡ししていたのですが、コロナ禍で事態が一変しました。

フィリピンでは世界一長いロックダウン(都市封鎖)が行われ、買出し、製品の納品が困難になり、食糧支援が必要な時期も…。
現在は規制が緩やかになったのをきっかけにYNSへの商品製作、郵送による納品は再開する事ができ、安定して製品を購入できる体制に戻ることができました。
しかし対面営業ができないコロナ禍。商品を仕入れることができても、プレゼントをするお客様がいらっしゃらなければ、継続的に商品を購入し続けるには限界があります。
そこで私たちはオンラインショップを立ち上げ商品を販売することで、SPNPから商品購入量を増やし、還元していきたいと考えました。

長くなりましたが、これがソフトウェア会社がフェアトレード製品を販売する理由です。
「テクノロジーで生活を豊かにする」それは当社、顧客だけの関係でなく、私たちIT企業ができる事を一つ一つ実践し社会課題にきちんと取り組む事で、その未来が見えてくると思っています。

初めての商品販売で慣れておらず至らぬ点があるかもしれません。どうぞ温かく見守っていただければ幸いです。
SPNPから商品を大量購入し支援したいという方がいらっしゃれば、お気軽にお問い合わせください。
もちろん、システム開発のご相談も大歓迎です!

株式会社YNS

 

名称 株式会社YNS
ホームページ https://y-n-s.co.jp/
所在地 〒110-0015
東京都台東区東上野1-6-2 東陽ビル6F
設立 2009年7月
サービスの内容 ・Webシステム開発
・スマホアプリ開発
・ITコンサルティング
・DX推進